目次
野球をおすすめする理由・魅力
- 野球の魅力① 健康につながる
- 野球の魅力② 感謝する心を身につけられる
- 野球の魅力③ 人気のスポーツである
まず、野球の魅力①「健康につながる」という点です。野球は、主に、「投げる・打つ・走る」の3つの要素で構成されています。「投げる」には、投擲力(とうてき)、柔軟性、「打つ」には、巧緻性(こうち)、筋力、「走る」には、敏捷性(びんしょう)、筋持久力などの力が必要です。野球をすることによってこれらの力を高めることができます。そして、これらの力は、健康度を測る指標である新体力テストにおいても重要にされている力であります。さらに、野球にはサッカーやバスケットボールにはない特徴があります。それは、「道具を操る」ということです。野球は、基本的に守備ではグローブを、打撃ではバットを使います。自分の体の一部ではないものを動かすということは、頭のトレーニングにもなります。道具を操るというのは、少し難しいことかもしれませんが、それも含め野球の魅力ということです。
次に、野球の魅力②「感謝する心を身につけられる」という点です。野球には、多くの人や多くの設備、多くのお金が必要になります。試合をするとなれば、より多くの労力がかかります。ただ、なぜそんな労力のかかるスポーツが愛されているのか?それは、それにも代え難い経験やスキルを手に入れられるからです。特に、指導者の方には、「感謝する」ということを最も大切にしていると感じられることが多いです。私も中学生時代に監督に「今、君が練習できるのは、グラウンドを管理してくれる人がいて、ベンチに入れない子たちが支えてくれているから、君が試合をできるのは、対戦してくれる相手チームがいるから、そして、君が毎日楽しく野球ができているのは、いつも支えてくれる親御さんがいるからなんだよ。だから、常に感謝の気持ちを忘れてはいけないよ。」と教えてもらいました。野球は、人として大切なことを教えてくれる「心のスポーツ」でもあるのです。子どもに何かスポーツをやらせたいと思っている方には、人として大切なことを教えてくれる野球はピッタリだと思います。
最後に、野球の魅力③「人気のスポーツである」という点です。今や数多くのスポーツがありますが、野球は今なお人気で歴史あるスポーツの1つです。人気の理由として多いのが、「見ても楽しい、やっても楽しい」ということです。野球は私たちの生活に密接に関わっています。プロ野球中継は毎日のように放送されていますし、12球団の中から自分の好きな球団を応援するのは、野球の醍醐味でもあります。また、夏には、高校野球が大いに盛り上がります。高校球児によるプロ野球とはひと味違う、熱い野球は多くの人を魅了しています。野球は見たことしかないという人にも、ぜひ自分でやってみることをおすすめします。
次に、野球を始める時に、気になるところ、気を付けるべきことについて解説していきます。
懸念点
- 懸念点① 野球ってなんか怖い・厳しいってイメージがある
- 懸念点② お金がかかるのでは?
懸念点①「野球ってなんか怖い・厳しいってイメージがある」という点です。野球と聞くと、「監督が怖そう」、「練習がきつそう」などといったイメージがあるかもしれません。確かに、ひと昔前までは理不尽な慣習やルールが多くありました。しかし、今ではそういったものの多くは改善に向かっています。ただ厳しいだけの野球はどんどん減ってきています。ただ、今の時代でも、理不尽な慣習やルールがないということは言えないので、野球チームに入団したい方は、実際に見学に行って、雰囲気を感じることが大切です。
次に、懸念点②「お金がかかるのでは?」という点です。野球には、多くの道具が使われています。「グローブを買って、バットも買って、ユニフォームも買って…」となると野球を始めるハードルが高くなってしまいます。まずは、野球をやるために必要最低限のものだけを買いましょう。それは、「グローブとボール」です。これらがあれば、野球の基本となるキャッチボールができます。まずは、小さく、キャッチボールから始めるくらいの気持ちで始めてみましょう。ですが、お金に余裕がある人、もっと本格的に野球をやりたい人は、バットも買いましょう。キャッチボールだけでは、野球の魅力は全て伝わりません。バットを用意することで、やれることは沢山増えます。少人数で試合をすることもできます。
注意点
これから野球を始めようとしている方に、注意点があります。それは、「怪我」です。野球は楽しい反面、怪我のリスクもあります。怪我をしてしまうとせっかく始めた野球ができなくなってしまいます。怪我しないようにどうすればよいでしょうか。怪我には、突発的に起こるものと蓄積して起こるものがあります。詳しくは下の図に書いてありますが、特に子どもに多いのが、蓄積型の怪我です。蓄積型の怪我は、なかなか異変に気付きにくく、知らぬ間に未発達の子どもの体を蝕んでしまいます。そして、気づいた頃には手遅れになって、泣く泣く野球をやめる選択肢を迫られてしまうことがあります。野球を始めた人が一番大切なことは、「怪我をしないこと」です。これは、野球が上手くなることや大会で優勝することよりも大切です。常に自分の体と会話をしましょう。そして、一日でも長く、楽しく野球を続けられるように、毎日のケアを大切にしましょう。子どもの場合は、保護者のサポートが必要不可欠です。子どものためにも、しっかりサポートしてあげましょう。
まとめ
ここまで、スポーツを始めたい人におすすめする野球の魅力・懸念点・注意点について解説してきました。
- 野球の魅力① 健康につながる
- 野球の魅力② 感謝する心を身につけられる
- 野球の魅力③ 人気のスポーツである
- 懸念点① 野球ってなんか怖い・厳しいイメージがある → 昔の慣習は改善されてきています
- 懸念点② お金がかかるのでは? → 必要最低限のグローブとボールを買おう
- 注意点 怪我のリスクがある → 特に蓄積型の怪我に注意しよう
野球は、体力を鍛えられるだけではなく、精神面も鍛えることができるスポーツです。何かスポーツを始めたい人、子どもにスポーツをやらせたい人、コロナで運動不足の人、男女関係なくキャッチボールからでも野球を始めてみませんか。一人でも多くの人が野球に興味を持っていただくと、嬉しく思います。